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高森明勅
2018.7.25 07:00政治

憲法改正、根底の対立

憲法改正を巡る真の対立点は何か。
 
それは、極めてシンプル。
 
2つの姿勢の対決だ。
 
問題を直視し、思考を継続し深めようとするか。
 
それとも、見たくない現実から目を背け、
いつまでも思考停止を続けるか。
 
教条主義的な護憲と旧式の改憲は、
表向き対立しているようでも、共に後者。
 
そうした惰性が支配する憲法状況を利用して、
最も安易で愚劣な選択肢、対米依存=従属の
“完成”を図るのが、自衛隊「明記」加憲。
 
安倍首相は9月の自民党総裁選の争点は
「憲法改正」と明言している。
 
加憲は更に現実味を増すだろう。
 
それに対峙し、正面から乗り越えるには、
前者の道を選ぶしかない。
 
その道を辿って、
遂に立憲的改憲の具体的な条文案が提示される
場面を迎える。
 
絶望しないで困難な局面に立ち向う勇気を持つ者は、
8月のゴー宣道場に結集せよ!
 
応募の締め切りは今日。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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